オンプレミスにあるvSphere環境のワークロードをVMware Cloud on AWS や Azure VMware Solutionといったクラウドサービスへ移行するために必要なのがVMware HCXです。
オンプレミスとクラウドサービス間で通信が不安定になった際、HCXからpingやtracerouteコマンドを実行したい時に、以下の方法で実行します。

オンプレミスにデプロイしているHCXのRemote Cosoleを起動します。
※クラウド側のHCXは、クラウドの提供会社(AmazoneやMicroSoftなど)が管理するため、ログインできません

rootアカウントでログインします。

ログイン後、ccliコマンドを実行して、HCXの集中管理CLIモードに入ります。

listコマンドで、管理下にあるサービスメッシュアプライアンス(IX, NEなど)の一覧を表示して、出力結果の Node Id を確認します。

goコマンドと対象アプライアンスのNode Idを使って、そのアプライアンスのコンテキストに移動します。

sshコマンドを実行すると、選択したアプライアンスのシェルにアクセスできます。これにより、そのアプライアンスから直接コマンドを実行できるようになります。

アプライアンスのシェルに入ったら、ping、tracerouteコマンドを対向サイトのIXアプライアンスのUplink IPアドレスや、移行対象ESXiホストのvMotion用VMkernel IPアドレスなどに対して実行します。

投稿者 7878m53a